USSエンタープライズ(USS Enterprise NCC-1701)は、惑星連邦宇宙艦隊が保有するコンスティチューション級重巡洋艦であり、23世紀中盤から後半に渡って運用された。同艦はその任務における実績で宇宙艦隊で最も名高い宇宙艦となった。
その40年に渡る就役期間に少なくとも二度の改装を受け、多くのファースト・コンタクト、紛争及びタイムトラベルを経験した。また、2265年から2270年の期間に行われたジェイムズ・T・カーク大佐指揮下でのファイブ・イヤー・ミッションは宇宙艦隊の歴史上最も偉大な実績を残したと後の歴史に記録されている。
エンタープライズは2285年に惑星ジェネシス上で自爆したことでその生涯を終えた。(スタートレック3:ミスター・スポックを探せ)
受け継がれる名前[]
エンタープライズの名は地球では古い歴史を持つ名である。最初のエンタープライズの名を持つ艦は1671年のフランスの帆船であった。その後1705年に英国軍によって捕獲され、HMSエンタープライズへと改名された。20世紀になると第二次世界大戦で武勲を残した米国海軍の空母エンタープライズをはじめ21世紀まで英国及び米国海軍で用いられた。アメリカのNASAで宇宙開発が行われるようになると、人類史上初のスペースシャトルにエンタープライズの名が冠された。その後、2151年に人類の宇宙探査が本格的に開始された。その最初の船の名がエンタープライズNX-01であった。
- 詳細は「エンタープライズの歴史」の項を参照。
初期の歴史[]
23世紀前半から中頃にかけ、少なくとも12隻の重巡洋艦タイプのコンスティチューション級宇宙艦が宇宙艦隊に就役した。(TOS:宇宙暦元年7・21) 2245年、同艦は地球のサンフランシスコ造船所で建造され、NCC-1701のレジストリ・ナンバーを付与され進水した。(The Making of Star Trek、Star Trek Encyclopedia) また、前世代の地球史上最初のディープ・スペース・ミッションを行ったエンタープライズ(NX-01)の船長を務めたジョナサン・アーチャー元連邦大統領は、エンタープライズの進水式に出席した翌日に亡くなっている。(ENT:暗黒の地球帝国・後編) エンタープライズをデザインした技師の一人がラリー・マービックであった。(TOS:美と真実) また、リチャード・ディストロム博士がエンタープライズに搭載されたコンピュータを設計し(TOS:恐怖のコンピューターM-5)、ロバート・エイプリル大佐が艦のコンポーネント構造の建造を監督した。また彼は、処女航海とその後の初期の任務で同艦を指揮した。また、サラ・エイプリルは医療部長として複数の医療室の器具を設計した。(TAS: 逆流する時間)
2250年代前半から2260年代にかけてエンタープライズはクリストファー・パイク大佐が指揮を執った。 同艦はライジェル7号星、ベガ・コロニー及びタロス恒星群を訪れた。また、同艦の副長であるスポックは11年間パイク大佐の元で勤務し、彼の離艦後も副長を務め続けた最も長く同艦で勤務した士官であった。(TOS:タロス星の幻怪人・前編)[1]
2257年、エンタープライズは地球とヴァルカン星の間の地点から救難信号を発信し、ちょうどヴァルカン星へ向かっていたUSSディスカバリーがこれを受信した。(DIS: 新たなる旅立ち)
カークによるファイブ・イヤー・ミッション[]
2265年、エンタープライズは5年間のディープ・スペース・ミッションが割り当てられた。そして、そのエンタープライズの指揮官には艦隊で最年少の大佐であるジェイムズ・T・カークが任命された。この任務の第一の目的は、未知の生命を探索することであった。また、クエーサー等の様々な科学的事象の調査も含まれていた。
また、探査任務の他に敵対勢力による攻撃からの連邦世界の防衛と、コロニー等のパトロール任務も含まれていた。(TOS:宇宙基地SOS、TOS: 惑星M113の吸血獣、TOS: 惑星アーダナのジーナイト作戦、TOS: 惑星オリオンの侵略、TOS: ゴリラの惑星、TOS: 死の宇宙病)[2]
様々な発見[]
エンタープライズは2265年から2270年の間に70以上の未踏の地を訪問し、60以上の様々な種族と接触した。その中でも20以上の種族は連邦とのファースト・コンタクトであった。第一連合やゴーンの様な近隣の種族や、連邦から遥か彼方のアンドロメダ銀河のケルヴァン帝国の旅行者や、サイジアン、トリレーン等の強力な非実態型生命体なども含まれる。また、シリコン・ベース生命体のホルタとエクスカルビアンを初めて発見した。(TOS:謎の球体、TOS: 怪獣ゴーンとの対決、TOS: 宇宙300年の旅、TOS: 地底怪獣ホルタ、TOS: 未確認惑星の岩石人間)
ファイブ・イヤー・ミッションが開始された当初の宇宙暦1312に、エンタープライズは銀河系外突破を目指したところ、銀河バリアに衝突し大損害を受け、9名の乗員が死亡した。また、このエネルギーの影響を受けてリー・ケルソー大尉とエリザベス・デイナー博士及びゲイリー・ミッチェル少佐の三名が死亡した。(TOS:光るめだま)
2268年にケルヴァンの技術を用いてエンタープライズをアップグレードした際に、同艦はバリアの突破に成功した。バリアを超えた領域へ到達した後に無事に銀河系へと戻ることができた。(TOS:宇宙300年の旅、TOS: 美と真実)
タイムトラベル技術については一世紀以上前から知られてはいたが、エンタープライズはその任務中に二度、偶然タイムトラベルを行い、連邦で最初に公式にタイムトラベルを行った艦の一つとなった。プサイ2000の観測時に乗員がポリウォーター中毒に陥った際にエンジン制御を失くし危うく惑星上へ墜落しかけた際に、完全に停止しているエンジンを制御反物質爆縮で緊急始動させて惑星引力圏から脱出した。この時の急加速によってエンタープライズは三日前の過去にタイムワープした。(TOS:魔の宇宙病)
2267年、エンタープライズはブラックスターの引力圏から脱出した際に1969年の過去の地球へとタイムスリップした。乗員達は自分達の時代へと帰還するために太陽の引力を用いたスリングショットと呼ばれる方法を考案して成功させた。その1年後には、過去の地球での歴史的観測任務を実施するためにエンタープライズは再びスリングショットを行った。(TOS:宇宙暦元年7・21、TOS: 宇宙からの使者 Mr.セブン)[3]
エンタープライズの発見には、恐るべき脅威となったものも含まれていた。その一つが2267年に遭遇した反陽子兵器で惑星を破壊する力を持つ「惑星の殺し屋」と呼ばれた古代兵器であった。エンタープライズは姉妹艦のUSSコンステレーションと共同してこれの破壊に成功した。(TOS:宇宙の巨大怪獣)
その1年後、巨大な単細胞生物がヒューマノイドに深刻な影響を与えるエネルギーを放ち、USSイントレピッドのクルー全員が死亡した。細胞分裂により銀河系全体を覆うサイズとなることを防ぐために、エンタープライズは細胞内に突入しこれを破壊した。(TOS:単細胞物体との衝突)
戦闘[]
エンタープライズの探査任務には、防備が施されていない未踏の宇宙において連邦を防護するための軍事行動も含まれていた。したがって、危機が発生した際にはエンタープライズは未知の敵と脅威に対して即座に対応した。幸いにも、2266年のファイブ・イヤー・ミッションの最初に遭遇した第一連邦の強力な宇宙艦フェサリアスとの遭遇においては、友好的なファースト・コンタクトを果たすことで戦火は免れた。その後、2266年にはセスタス3号星の前哨基地がゴーンによる攻撃を受け、エンタープライズはゴーン撃退のために追跡を行った。(TOS:謎の球体、TOS: 怪獣ゴーンとの対決)
宇宙暦4729.4、エンタープライズは新しいコンピュータM-5の実験のための軍事演習に参加した。エンタープライズにはM-5が搭載され、4隻の姉妹艦からの攻撃に対応するというものだった。しかし、暴走したM-5はエンタープライズの制御を完全に奪い、4隻に対して攻撃を開始し、USSエクスカリバーは全乗員が死亡し無力化された。(TOS:恐怖のコンピューターM-5)
クリンゴンとの交戦[]
クリンゴン帝国艦隊はしばしばエンタープライズと対峙する脅威であった。クリンゴンのコロス司令官は、度々カークの前に現れては彼と戦う機会を心待ちにしていた。また、クリンゴンの下士官達はエンタープライズをゴミ大型平底船と嘲笑した。(TOS:クリンゴン帝国の侵略、TOS: 新種クアドトリティケール)
2267年、連邦・クリンゴン戦争が勃発した。エンタープライズは戦略的要所であるオルガニア星へと急行し攻撃を加えてくるクリンゴン攻撃艇を破壊し、クリンゴン艦隊の迎撃に備えた。しかし、オルガニア人によって強制的にオルガニア条約を締結させられ、戦争は早期に終結した。(TOS:クリンゴン帝国の侵略)
その他にも、エンタープライズはクリンゴンとの散発的な戦闘を経験した。2267年、クリンゴン艦はカペラ4号星への進路を封鎖しようと試みたがエンタープライズとの戦闘を避け撤退した。2268年にはテルルン星系への外交任務へ向かう際にクリンゴンのD7級戦艦に妨害されたため、これを撃退した。また、2269年にはエンタープライズはカンの打ち捨てられた巡洋戦艦をやむなく破壊した。そして、ベータXII-A・エンティティの影響を受けたカンらはエンタープライズを乗っ取ろうと試みた。(TOS:宿敵クリンゴンの出現、TOS: トロイアスの王女エラン、TOS: 宇宙の怪!怒りを喰う!?)
ロミュランとの交戦[]
ロミュラン星間帝国は2266年、連邦に攻撃を加えるために約1世紀の沈黙を経て、突如ロミュラン中立地帯へと攻撃を行った。エンタープライズはこの攻撃に対して直ちに反撃行動をとり、遮蔽装置とプラズマ魚雷を備えたロミュランの最新鋭艦の撃墜に成功した。(TOS:宇宙基地SOS)
その後、ロミュラン艦隊はエンタープライズを圧倒するために数の優位を用いた。ストッカー准将が一時的にエンタープライズの指揮を執り、2267年に中立地帯を侵犯した。その際にロミュランは10隻のバード・オブ・プレイで取り囲み、エンタープライズは絶体絶命の状態に陥った。カークはコーボマイトのはったりでロミュランを撤退させることに成功し、辛くも危機を脱した。(TOS:死の宇宙病)
2268年、エンタープライズは再びスパイ活動を目的としてロミュラン中立地帯へと侵入したが、直ちに3隻のロミュラン巡洋戦艦に包囲された。エンタープライズは盗み出したロミュランの遮蔽装置を使用して脱出に成功し、宇宙艦隊で始めて遮蔽装置を使用した宇宙艦となった。(TOS:透明宇宙船)
その後年、カークはタウ・セティ付近でロミュランに対してコクレーン減速機動を用いた。(TOS:宇宙の精神病院)
改装とその後の任務[]
エンタープライズの最初の改装は2254年から2257年の間に行われた。この改装ではインパルス・エンジン、ナセル・パイロン、バザード・コレクターとマーキングが更新され、ビュースクリーンがウインドウタイプのものに変更されていた。(DIS:新たなる旅立ち)
その後2256年までに行われた改装では、バザード・コレクターとパイロン、マーキングの書体、ビュースクリーンが元に戻された。また、艦内の内壁の色とレイアウトも改造が行われた。(TOS:光るめだま)
2265年の銀河バリアとの遭遇の後に大規模な改装が行われた。この改装ではブリッジ・モジュールが交換され、ディフレクター盤がより小型のものに交換された。また、エンジン・ナセルに改良が加えられた。また、艦内のアップグレードが行われた。
2260年代後半、新しいブリッジ・モジュールには新たに二番目のターボリフトが追加された。更にデザインは滑らかな曲線を描くものに変更された。また、半透明のドームは廃止され、ギャラクシー級のブリッジで再度導入されるまで他の宇宙艦に導入されることはなかった。(TAS:宇宙幽霊船の謎)
ファイブ・イヤー・ミッションの終了後、同艦は2270年に地球に帰還した。エンタープライズの成功の後、宇宙艦隊はエンタープライズのエンブレムを連邦のエンブレムに採用した。宇宙艦隊はそれまで、各艦にそれぞれのアサイメント・パッチを採用していたが、エンタープライズのデルタシンボルに統一したため、それまでのアサイメント・パッチは使われなくなった。このシンボルは2230年代にUSSケルヴィンが使用していたものである。(スター・トレック)
その後同艦は艦齢25年になるまで、空前のワープ速度とそれに対する船体フレームの圧力試験に使用された。
長期間の試験の後、2270年代前半にエンタープライズは根本的な再設計が施されることとなり、大規模なオーバーホールを受けることとなった。エンジンは新機軸の垂直型ワープ・コア・アセンブリへと換装され、後退翼型のパイロンに支えられた新しいエンジン・ナセルが搭載された。また、エンジン・ナセルとインパルス・エンジンは統合された。また、第二船体最後部のシャトルベイと貨物室が直接アクセスされるように設計変更された。
また、兵器システムのアップグレードも行われた。新たに9基設置し直されたフェイザー・バンクはワープ・エンジンから直接エネルギーを取り込む様になった。また光子魚雷ランチャーは二連装となって第二船体前部に設置された。
また、複数のドッキング・ポートが設置された。円盤部側面、ドーサルネック側面に設置され、ドッキング・リング・ポートは四つのハッチで構成され、船外活動用の減圧室が備えられていた。
新しいブリッジ・モジュールは人間工学的に操作感を向上させたインターフェイスが採用されたコンピュータ・システムが採用され、同じインターフェイスが艦内すべてのコンピュータに採用された。
ジェイムズ・T・カーク大佐は宇宙艦隊作戦部長として少将へ昇進となり、ウィラード・デッカー大佐が彼の後を引き継いだ。そして、彼と機関部長のモンゴメリー・スコット中佐がこの改装工事を監督した。改装のために2年間スペースドックで工事を受けていたが、ヴィジャー危機の発生により予定よりも何週間も早くエンタープライズは再びカークの指揮下で出航することになった。
デッカー大佐はこの任務のために一時的に中佐に降格となり、科学士官として勤務した。しかし、いまだ調整中のエンタープライズのシステムは不完全であったため、ヴィジャーとの接触に向かう途中で調整作業は続けられた。この航海にはワープ・エンジンの一次試験も兼用されていた。
物質/反物質混合の不調からエンタープライズは不安定なワームホールに突入した。そして、突如進路上に現れた小惑星を破壊するためにデッカー中佐はフェイザーでそれを破壊するようカークから命令を受けた。しかし、カークが知らなかったフェイザーの設計変更によってフェイザー射撃が不可能であると分かると、デッカーは独断で光子魚雷の使用を命令した。これによりカークとデッカーの間に緊張が生まれるが、スポック中佐が途中で合流したことで対立は避けられた。(劇場版スタートレック)
ヴィジャーの脅威が去った後にデッカーは公式に行方不明として記録された。そして、エンタープライズはそのまま暫定的にカーク少将の指揮下のままとなった。その後、カークはスポック大佐に同艦の指揮を移譲した。
エンタープライズでテストされ、立証された新設計とコンポーネントはその後1世代に渡る宇宙艦のデザインに影響を及ぼし、同じ基本設計を採用したミランダ級やコンステレーション級が就役した。(スタートレック2:カーンの逆襲)
晩年[]
2285年、エンタープライズは太陽系で宇宙艦隊アカデミーの訓練艦としての任務に就いていた。ジェイムズ・T・カーク少将は士官候補生の訓練航海を監督するためにエンタープライズの指揮に入った。丁度その頃、セティ・アルファ5号星に追放されていた優生人類のカーン・ヌニエン・シンはUSSリライアントをハイジャックし、宇宙ステーション・レギュラ1からジェネシス装置を強奪した。訓練航海中だったエンタープライズはその事件の調査任務に割り当てられ、当時艦長を務めていたスポック大佐はカーク少将にエンタープライズの指揮の延長を求めた。リライアントとのその後の戦闘において大損害を受け、スポック大佐を含む多数の士官候補生の犠牲を出した。(スタートレック2:カーンの逆襲)
その後地球へと帰還したエンタープライズは宇宙艦隊最高司令官のハリー・モロー元帥から、艦齢40年のエンタープライズの退役が命じられた。カークはムタラ・セクターに戻りたいという要望を拒否されたため、他の上級士官らと共謀し地球スペースドックからエンタープライズを盗み出した。彼らはスポックの身体を惑星ジェネシスから連れ帰り、ヴァルカン星で彼のカトラと身体を合体させることでスポックの復活を果たすことを目的としていた。強奪計画のために「チンパンジーと2名の訓練生」でもエンタープライズを操縦できるようにとモンゴメリー・スコット大佐が自動化システムを装備させた。
しかし、目的地に到着したエンタープライズはジェネシス装置を狙うクリンゴン・バード・オブ・プレイによる攻撃を受け重大な損傷を受けた。スコットの自動化システムは戦闘には対応しておらず、エンタープライズはクリンゴンの攻撃によって無力化されてしまった。カークは機転を利かせて降伏を装い、エンタープライズに乗り込んできたクリンゴン共々エンタープライズを自爆させ、自らはジェネシスに転送降下した。エンタープライズは円盤部を中心に爆発し、その後第二船体はジェネシスの大気圏へと墜落して行った。(スタートレック3:ミスター・スポックを探せ)
クルー[]
- 一覧はクルー:USSエンタープライズを参照
指揮官[]
- ロバート・エイプリル大佐(2245年)
- クリストファー・パイク大佐(2250年代から2260年代初期)
- ジェイムズ・T・カーク大佐(2265年~2270年、その後少将へと昇進し2270年代初期まで)
- ウィラード・デッカー大佐(改装時とその後一時期2270年代)
- スポック大佐(2281年~2285年)
- ジェイムズ・T・カーク少将(2285年のカーンの危機の際に一時的に就任)
2267年には、二名の准将がそれぞれ一時的にエンタープライズの指揮を執ったことがあった。
- マット・デッカー准将
- ストッカー准将
カーク指揮下でのクルー[]
- 指揮官
- ジェイムズ・T・カーク大佐/少将(2265年~2270年、2273年~2280年代、2285年)
- スポック大佐(士官候補生訓練航海時)
- ウィラード・デッカー大佐(スポックがコリナーの為に宇宙艦隊を引退した際にカークによって推薦された。)
- 副長
- 第二副長
- スポック中佐(2273年にデッカーが副長に任命された時)
- モンゴメリー・スコット少佐/中佐(2266年~2273年)
- 機関部長
- モンゴメリー・スコット少佐(2265年~2270年代、2285年)
- 医療部長
- 操舵士官
- ゲイリー・ミッチェル少佐(2265年)
- ヒカル・スールー大尉(2266年~2270年代、2285年)
- レズリー大尉(2266年~2267年)
- ハンセン大尉(2267年)
- ハドリー大尉(2267年~2268年)
- デュパル大尉(2267年)
- スピネリ大尉(2267年)
- カイル大尉(2268年)
- ラーダ大尉(2268年)
- ドーソン・ウォーキング・ベア少尉(2270年)
- 通信士官
- オルデン大尉(2265年)
- ウフーラ大尉(2266年~2270年代、2285年)
- ジョン・ファレル大尉(2266年)
- パーマー大尉(2267年~2269年)
- アンジェラ・マティーニ大尉(2269年)
- レス大尉(2269年~2270年)
- 航海士
- 保安部長
- ジョトォ少佐(2267年)
- パヴェル・チェコフ大尉(2270年代、2285年)
- 戦術士官
- スールー大尉(2266年~2270年)
- チェコフ少尉(2267年~2270年)
- 科学士官
- 記録士官
- ベンジャミン・フィニー少佐(2267年)
- 考古学及び人類学士官
- キャロリン・パラマス大尉(2267年)
宇宙艦エンタープライズ |
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地球連合: USSエンタープライズ(XCV-330) • エンタープライズ(NX-01) |
惑星連邦: USSエンタープライズ • USSエンタープライズA • USSエンタープライズB • USSエンタープライズC • USSエンタープライズD • USSエンタープライズE • USSエンタープライズF • USSエンタープライズG • USSエンタープライズJ |
惑星連邦(新時間軸): USSエンタープライズ • USSエンタープライズA |
テラン帝国(鏡像宇宙): ISSエンタープライズ(NX-01) • ISSエンタープライズ(NCC-1701) |
コンスティチューション級宇宙艦 |
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USSアワニー • USSコンステレーション • USSディファイアント • USSエンタープライズ • USSエンタープライズ-A • USSエクスカリバー • USSエクセター • USSフッド • USSイントレピッド • USSコロリョフ • USSレキシントン • USSポチョムキン • NCC-1707 • USSコンスティチューション • USSファラガット • USSイーグル • USSエムデン • USSリパブリック • USSコンゴウ • USSメリマック • NCC-1831 • USSエンデバー • USSヨークタウン • USSニュージャージー • 名称不明コンスティチューション級 |
鏡像宇宙: ISSエンタープライズ |
新時間軸: USSエンタープライズ • USSエンタープライズ-A |
宇宙大作戦 | |
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メカニック | USSエンタープライズ |
登場人物 | ジェイムズ・T・カーク / スポック / レナード・マッコイ / モンゴメリー・スコット / ヒカル・スールー / パヴェル・チェコフ / ウフーラ / クリスチン・チャペル / ジャニス・ランド |
キャスト | ウィリアム・シャトナー / レナード・ニモイ / デフォレスト・ケリー / ジェイムズ・ドゥーハン / ジョージ・タケイ / ウォルター・ケーニッグ / ニシェル・ニコルズ / メイジェル・バレット / グレース・リー・ホイットニー |
スタッフ | ジーン・ロッデンベリー / アレキサンダー・カレッジ / D・C・フォンタナ / マット・ジェフリーズ / ジーン・L・クーン |
日本語版 | 若山弦蔵 / 矢島正明 / 久松保夫 / 吉澤久嘉 / 小林修 / 内海賢二 / 松島みのり / 納谷六朗 / 富山敬 / 田中亮一 / 井上玄太郎 |
付録[]
登場回[]
- 宇宙大作戦 (初登場及び全エピソード)
- まんが宇宙大作戦 (全エピソード)
- スタートレック映画
- TNG: エンタープライズの面影 (ホロデッキでのブリッジの再現のみ)
- DS9: 伝説の時空へ
- DS9: 終わりなきはじまり (回想シーンのみ)
- ENT: 最後のフロンティア (エンディングのみ)
注釈[]
- ↑ 『Star Trek Encyclopedia』や『The Making of Star Trek』及び、『ENT: 暗黒の地球帝国・後編』での劇中で見えないディスプレイ表示においてエンタープライズの就役年が2245年であると明記された。この就役年の情報と初代艦長がロバート・エイプリルであることは、ラリー・マービックの語ったエンタープライズをデザインした日時とも概ね合致し、エイプリルの肖像にジーン・ロッデンベリーの肖像が用いられたことで広く正史情報として認められていた。
『The Making of Star Trek』によると、エンタープライズの各コンポーネントは地球上で建造されたが、最終的な組み立ては宇宙空間で行われたことが記されている。
『TAS: 逆流する時間』の中で、サラ・エイプリルはワープ・ドライブを搭載した宇宙艦の最初の医療部員であると述べられたが、スタートレック:エンタープライズでの描写と矛盾する。 - ↑ カークによる5年間の任務の終了後地球への帰還が2270年であるとすると、Star Trek ChronologyやTOSシーズン1DVD等の情報から同ミッションの開始が2264年と計算すると1年足りないことになる。しかし、任務自体は2264年から2269年まで行われ、その後2270年に地球への帰還を果たしたと考えると辻褄は合うことになる。
- ↑ 元々、TOS: 魔の宇宙病の続編としてTOS: 宇宙暦元年7・21が計画されていたため、魔の宇宙病の最後でタイムトラベルを行って過去の地球へ飛ばされる予定であったが、計画変更のため単にタイムトラベルをしただけの不自然な形のエピソードとなってしまった。
デザインガイド[]
エンタープライズのデザインはウォルター・マット・ジェフリーズによってなされた。彼は1960年代に、「空飛ぶ円盤」と「円筒ロケット」という、いかにもありきたりで多くのイラストレーターが忌諱する両デザインを融合させ、今日でも斬新さを感じさせるまったく新しい宇宙艦デザインを誕生させた。
エンタープライズのデザインで特に優れている点は、すべて「円柱」と「直方体」要素によって構成されていることである。自然界のデッサン要素は「円柱」「球」「直方体」「円錐」であり、これらの要素がデザインに剥き出しであればあるほど人間の印象に残るのである。実際、アメリカにエンタープライズを描けない子供は存在しないと言われている。
ミニチュア[]
エンタープライズのミニチュアは、4インチモデル、3フィートモデル、11フィートモデルが作られた。最初のミニチュアが作られたのは1964年である。この当時はFRPなどの素材が主流ではなかったため、ミニチュアは硬いサトウマツの木でできていた。エンタープライズは試行錯誤を繰り返しており何度も手が加えられた。パイロット版撮影後、ジーン・ロッデンベリーは船体各所に航行灯(右舷が緑、左舷が赤)をつけさせた。またパイロット版エンタープライズはワープ・ナセルの最尾にさも噴射口のような無数の穴が開いていたため、ドーム状に作り変えられた。この他にもブリッジ付近の構造物の大きさやデザインが変更されている。また第1シーズン終了後、ロッデンベリーは「視覚的にパワーを感じさせるもの」を要望し、バサード・ラムスクープに回転する光のギミックが取りつけられた。
なお、DS9の「DS9: 伝説の時空へ」の際に、エンタープライズはグレッグ・ジーンにより新たなミニチュアを作られている。
外部リンク[]
- USS Enterprise (NCC-1701):StarTrek.com-スタートレック公式サイト
- USS Enterprise (NCC-1701):非正史スタートレックWiki Memory Beta英語版
- U.S.S.エンタープライズ NCC-1701:Wikipedia日本語版