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鏡像宇宙の当該項目については、ISSエンタープライズを参照。
新時間軸の当該項目については、USSエンタープライズ(新時間軸)を参照。
他のエンタープライズについてはエンタープライズを参照
「All I ask is a tall ship and a star to steer her by.」

 USSエンタープライズ(USS Enterprise NCC-1701)は、惑星連邦宇宙艦隊が保有するコンスティチューション級重巡洋艦であり、23世紀中盤から後半に渡って運用された。同艦はその任務における実績で宇宙艦隊で最も名高い宇宙艦となった。

 その40年に渡る就役期間に少なくとも二度の改装を受け、多くのファースト・コンタクト紛争及びタイムトラベルを経験した。また、2265年から2270年の期間に行われたジェイムズ・T・カーク大佐指揮下でのファイブ・イヤー・ミッションは宇宙艦隊の歴史上最も偉大な実績を残したと後の歴史に記録されている。

 エンタープライズは2285年惑星ジェネシス上で自爆したことでその生涯を終えた。(スタートレック3:ミスター・スポックを探せ

受け継がれる名前[]

HMS Enterprize opening credits

HMSエンタープライズ(1705年)

 エンタープライズの名は地球では古い歴史を持つ名である。最初のエンタープライズの名を持つ艦は1671年のフランス帆船であった。その後1705年英国軍によって捕獲され、HMSエンタープライズへと改名された。20世紀になると第二次世界大戦で武勲を残した米国海軍空母エンタープライズをはじめ21世紀まで英国及び米国海軍で用いられた。アメリカNASAで宇宙開発が行われるようになると、人類史上初のスペースシャトルエンタープライズの名が冠された。その後、2151年に人類の宇宙探査が本格的に開始された。その最初の船の名がエンタープライズNX-01であった。

詳細は「エンタープライズの歴史」の項を参照。

初期の歴史[]

 23世紀前半から中頃にかけ、少なくとも12隻の重巡洋艦タイプのコンスティチューション級宇宙艦宇宙艦隊に就役した。(TOS:宇宙暦元年7・21) 2245年、同艦は地球サンフランシスコ造船所で建造され、NCC-1701のレジストリ・ナンバーを付与され進水した。(The Making of Star TrekStar Trek Encyclopedia) また、前世代の地球史上最初のディープ・スペース・ミッションを行ったエンタープライズ(NX-01)船長を務めたジョナサン・アーチャー連邦大統領は、エンタープライズの進水式に出席した翌日に亡くなっている。(ENT:暗黒の地球帝国・後編) エンタープライズをデザインした技師の一人がラリー・マービックであった。(TOS:美と真実) また、リチャード・ディストロム博士がエンタープライズに搭載されたコンピュータを設計し(TOS:恐怖のコンピューターM-5)、ロバート・エイプリル大佐が艦のコンポーネント構造の建造を監督した。また彼は、処女航海とその後の初期の任務で同艦を指揮した。また、サラ・エイプリル医療部長として複数の医療室の器具を設計した。(TAS: 逆流する時間

 2250年代前半から2260年代にかけてエンタープライズはクリストファー・パイク大佐が指揮を執った。 同艦はライジェル7号星ベガ・コロニー及びタロス恒星群を訪れた。また、同艦の副長であるスポックは11年間パイク大佐の元で勤務し、彼の離艦後も副長を務め続けた最も長く同艦で勤務した士官であった。(TOS:タロス星の幻怪人・前編[1]

 2257年、エンタープライズは地球とヴァルカン星の間の地点から救難信号を発信し、ちょうどヴァルカン星へ向かっていたUSSディスカバリーがこれを受信した。(DIS: 新たなる旅立ち)

USS Enterprise, 2257

2257年のエンタープライズ

カークによるファイブ・イヤー・ミッション[]

USS Enterprise orbiting Omicron Ceti III, remastered

軌道上のエンタープライズ(2267年

 2265年、エンタープライズは5年間のディープ・スペース・ミッションが割り当てられた。そして、そのエンタープライズの指揮官には艦隊で最年少の大佐であるジェイムズ・T・カークが任命された。この任務の第一の目的は、未知の生命を探索することであった。また、クエーサー等の様々な科学的事象の調査も含まれていた。

 また、探査任務の他に敵対勢力による攻撃からの連邦世界の防衛と、コロニー等のパトロール任務も含まれていた。(TOS:宇宙基地SOSTOS: 惑星M113の吸血獣TOS: 惑星アーダナのジーナイト作戦TOS: 惑星オリオンの侵略TOS: ゴリラの惑星TOS: 死の宇宙病[2]

様々な発見[]

 エンタープライズは2265年から2270年の間に70以上の未踏の地を訪問し、60以上の様々な種族と接触した。その中でも20以上の種族は連邦とのファースト・コンタクトであった。第一連合ゴーンの様な近隣の種族や、連邦から遥か彼方のアンドロメダ銀河ケルヴァン帝国の旅行者や、サイジアントリレーン等の強力な非実態型生命体なども含まれる。また、シリコン・ベース生命体のホルタエクスカルビアンを初めて発見した。(TOS:謎の球体TOS: 怪獣ゴーンとの対決TOS: 宇宙300年の旅TOS: 地底怪獣ホルタTOS: 未確認惑星の岩石人間

USS Enterprise leaving galactic barrier, remastered

バリア空間内のエンタープライズ(2265年

 ファイブ・イヤー・ミッションが開始された当初の宇宙暦1312に、エンタープライズは銀河系外突破を目指したところ、銀河バリアに衝突し大損害を受け、9名の乗員が死亡した。また、このエネルギーの影響を受けてリー・ケルソー大尉とエリザベス・デイナー博士及びゲイリー・ミッチェル少佐の三名が死亡した。(TOS:光るめだま

 2268年ケルヴァン技術を用いてエンタープライズをアップグレードした際に、同艦はバリアの突破に成功した。バリアを超えた領域へ到達した後に無事に銀河系へと戻ることができた。(TOS:宇宙300年の旅TOS: 美と真実

 タイムトラベル技術については一世紀以上前から知られてはいたが、エンタープライズはその任務中に二度、偶然タイムトラベルを行い、連邦で最初に公式にタイムトラベルを行った艦の一つとなった。プサイ2000の観測時に乗員がポリウォーター中毒に陥った際にエンジン制御を失くし危うく惑星上へ墜落しかけた際に、完全に停止しているエンジンを制御反物質爆縮で緊急始動させて惑星引力圏から脱出した。この時の急加速によってエンタープライズは三日前の過去にタイムワープした。(TOS:魔の宇宙病

USS Enterprise in orbit of Earth

地球軌道上にて(1960年代

 2267年、エンタープライズはブラックスターの引力圏から脱出した際に1969年の過去の地球へとタイムスリップした。乗員達は自分達の時代へと帰還するために太陽の引力を用いたスリングショットと呼ばれる方法を考案して成功させた。その1年後には、過去の地球での歴史的観測任務を実施するためにエンタープライズは再びスリングショットを行った。(TOS:宇宙暦元年7・21TOS: 宇宙からの使者 Mr.セブン[3]

USS Enterprise approaches space amoeba, remastered

宇宙アメーバとの遭遇(2268年

 エンタープライズの発見には、恐るべき脅威となったものも含まれていた。その一つが2267年に遭遇した反陽子兵器で惑星を破壊する力を持つ「惑星の殺し屋」と呼ばれた古代兵器であった。エンタープライズは姉妹艦のUSSコンステレーションと共同してこれの破壊に成功した。(TOS:宇宙の巨大怪獣

 その1年後、巨大な単細胞生物がヒューマノイドに深刻な影響を与えるエネルギーを放ち、USSイントレピッドのクルー全員が死亡した。細胞分裂により銀河系全体を覆うサイズとなることを防ぐために、エンタープライズは細胞内に突入しこれを破壊した。(TOS:単細胞物体との衝突

戦闘[]

USS Enterprise firing phaser proximity blast

近接爆破のために射撃するエンタープライズ。

 エンタープライズの探査任務には、防備が施されていない未踏の宇宙において連邦を防護するための軍事行動も含まれていた。したがって、危機が発生した際にはエンタープライズは未知の敵と脅威に対して即座に対応した。幸いにも、2266年のファイブ・イヤー・ミッションの最初に遭遇した第一連邦の強力な宇宙艦フェサリアスとの遭遇においては、友好的なファースト・コンタクトを果たすことで戦火は免れた。その後、2266年にはセスタス3号星前哨基地ゴーンによる攻撃を受け、エンタープライズはゴーン撃退のために追跡を行った。(TOS:謎の球体TOS: 怪獣ゴーンとの対決

 宇宙暦4729.4、エンタープライズは新しいコンピュータM-5の実験のための軍事演習に参加した。エンタープライズにはM-5が搭載され、4隻の姉妹艦からの攻撃に対応するというものだった。しかし、暴走したM-5はエンタープライズの制御を完全に奪い、4隻に対して攻撃を開始し、USSエクスカリバーは全乗員が死亡し無力化された。(TOS:恐怖のコンピューターM-5

クリンゴンとの交戦[]

USS Enterprise-D7 face off

2267年のオルガニアの戦い。

 クリンゴン帝国艦隊はしばしばエンタープライズと対峙する脅威であった。クリンゴンのコロス司令官は、度々カークの前に現れては彼と戦う機会を心待ちにしていた。また、クリンゴンの下士官達はエンタープライズをゴミ大型平底船と嘲笑した。(TOS:クリンゴン帝国の侵略TOS: 新種クアドトリティケール

 2267年連邦・クリンゴン戦争が勃発した。エンタープライズは戦略的要所であるオルガニア星へと急行し攻撃を加えてくるクリンゴン攻撃艇を破壊し、クリンゴン艦隊の迎撃に備えた。しかし、オルガニア人によって強制的にオルガニア条約を締結させられ、戦争は早期に終結した。(TOS:クリンゴン帝国の侵略

 その他にも、エンタープライズはクリンゴンとの散発的な戦闘を経験した。2267年、クリンゴン艦はカペラ4号星への進路を封鎖しようと試みたがエンタープライズとの戦闘を避け撤退した。2268年にはテルルン星系への外交任務へ向かう際にクリンゴンのD7級戦艦に妨害されたため、これを撃退した。また、2269年にはエンタープライズはカンの打ち捨てられた巡洋戦艦をやむなく破壊した。そして、ベータXII-A・エンティティの影響を受けたカンらはエンタープライズを乗っ取ろうと試みた。(TOS:宿敵クリンゴンの出現TOS: トロイアスの王女エランTOS: 宇宙の怪!怒りを喰う!?

ロミュランとの交戦[]

Romulan bird-of-prey, CG TOS-aft

2266年中立地帯事件で姿を現したロミュラン帝国バード・オブ・プレイ

 ロミュラン星間帝国2266年、連邦に攻撃を加えるために約1世紀の沈黙を経て、突如ロミュラン中立地帯へと攻撃を行った。エンタープライズはこの攻撃に対して直ちに反撃行動をとり、遮蔽装置プラズマ魚雷を備えたロミュランの最新鋭艦の撃墜に成功した。(TOS:宇宙基地SOS

 その後、ロミュラン艦隊はエンタープライズを圧倒するために数の優位を用いた。ストッカー准将が一時的にエンタープライズの指揮を執り、2267年に中立地帯を侵犯した。その際にロミュランは10隻のバード・オブ・プレイで取り囲み、エンタープライズは絶体絶命の状態に陥った。カークはコーボマイトのはったりでロミュランを撤退させることに成功し、辛くも危機を脱した。(TOS:死の宇宙病

 2268年、エンタープライズは再びスパイ活動を目的としてロミュラン中立地帯へと侵入したが、直ちに3隻のロミュラン巡洋戦艦に包囲された。エンタープライズは盗み出したロミュランの遮蔽装置を使用して脱出に成功し、宇宙艦隊で始めて遮蔽装置を使用した宇宙艦となった。(TOS:透明宇宙船

 その後年、カークはタウ・セティ付近でロミュランに対してコクレーン減速機動を用いた。(TOS:宇宙の精神病院


改装とその後の任務[]

ファイル:USS Enterprise, The Cage (remastered).jpg

2254年のUSSエンタープライズ。

 エンタープライズの最初の改装は2254年から2257年の間に行われた。この改装ではインパルス・エンジン、ナセル・パイロン、バザード・コレクターとマーキングが更新され、ビュースクリーンがウインドウタイプのものに変更されていた。(DIS:新たなる旅立ち)

 その後2256年までに行われた改装では、バザード・コレクターとパイロン、マーキングの書体、ビュースクリーンが元に戻された。また、艦内の内壁の色とレイアウトも改造が行われた。(TOS:光るめだま)

 2265年の銀河バリアとの遭遇の後に大規模な改装が行われた。この改装ではブリッジ・モジュールが交換され、ディフレクター盤がより小型のものに交換された。また、エンジン・ナセルに改良が加えられた。また、艦内のアップグレードが行われた。

 2260年代後半、新しいブリッジ・モジュールには新たに二番目のターボリフトが追加された。更にデザインは滑らかな曲線を描くものに変更された。また、半透明のドームは廃止され、ギャラクシー級のブリッジで再度導入されるまで他の宇宙艦に導入されることはなかった。(TAS:宇宙幽霊船の謎

 ファイブ・イヤー・ミッションの終了後、同艦は2270年に地球に帰還した。エンタープライズの成功の後、宇宙艦隊はエンタープライズのエンブレムを連邦のエンブレムに採用した。宇宙艦隊はそれまで、各艦にそれぞれのアサイメント・パッチを採用していたが、エンタープライズのデルタシンボルに統一したため、それまでのアサイメント・パッチは使われなくなった。このシンボルは2230年代USSケルヴィンが使用していたものである。(スター・トレック

 その後同艦は艦齢25年になるまで、空前のワープ速度とそれに対する船体フレームの圧力試験に使用された。

ファイル:USS Enterprise (NCC-1701) in spacedock.jpg

スペースドック内のエンタープライズ(2272年

 長期間の試験の後、2270年代前半にエンタープライズは根本的な再設計が施されることとなり、大規模なオーバーホールを受けることとなった。エンジンは新機軸の垂直型ワープ・コア・アセンブリへと換装され、後退翼型のパイロンに支えられた新しいエンジン・ナセルが搭載された。また、エンジン・ナセルとインパルス・エンジンは統合された。また、第二船体最後部のシャトルベイ貨物室が直接アクセスされるように設計変更された。

 また、兵器システムのアップグレードも行われた。新たに9基設置し直されたフェイザー・バンクはワープ・エンジンから直接エネルギーを取り込む様になった。また光子魚雷ランチャーは二連装となって第二船体前部に設置された。

 また、複数のドッキング・ポートが設置された。円盤部側面、ドーサルネック側面に設置され、ドッキング・リング・ポートは四つのハッチで構成され、船外活動用の減圧室が備えられていた。

 新しいブリッジ・モジュールは人間工学的に操作感を向上させたインターフェイスが採用されたコンピュータ・システムが採用され、同じインターフェイスが艦内すべてのコンピュータに採用された。

 ジェイムズ・T・カーク大佐は宇宙艦隊作戦部長として少将へ昇進となり、ウィラード・デッカー大佐が彼の後を引き継いだ。そして、彼と機関部長モンゴメリー・スコット中佐がこの改装工事を監督した。改装のために2年間スペースドックで工事を受けていたが、ヴィジャー危機の発生により予定よりも何週間も早くエンタープライズは再びカークの指揮下で出航することになった。

USS Enterprise approaches V'ger's cloud

ヴィジャーとの接触。

 デッカー大佐はこの任務のために一時的に中佐に降格となり、科学士官として勤務した。しかし、いまだ調整中のエンタープライズのシステムは不完全であったため、ヴィジャーとの接触に向かう途中で調整作業は続けられた。この航海にはワープ・エンジンの一次試験も兼用されていた。

 物質/反物質混合の不調からエンタープライズは不安定なワームホールに突入した。そして、突如進路上に現れた小惑星を破壊するためにデッカー中佐はフェイザーでそれを破壊するようカークから命令を受けた。しかし、カークが知らなかったフェイザーの設計変更によってフェイザー射撃が不可能であると分かると、デッカーは独断で光子魚雷の使用を命令した。これによりカークとデッカーの間に緊張が生まれるが、スポック中佐が途中で合流したことで対立は避けられた。(劇場版スタートレック

 ヴィジャーの脅威が去った後にデッカーは公式に行方不明として記録された。そして、エンタープライズはそのまま暫定的にカーク少将の指揮下のままとなった。その後、カークはスポック大佐に同艦の指揮を移譲した。

 エンタープライズでテストされ、立証された新設計とコンポーネントはその後1世代に渡る宇宙艦のデザインに影響を及ぼし、同じ基本設計を採用したミランダ級コンステレーション級が就役した。(スタートレック2:カーンの逆襲

晩年[]

 2285年、エンタープライズは太陽系宇宙艦隊アカデミーの訓練艦としての任務に就いていた。ジェイムズ・T・カーク少将士官候補生訓練航海を監督するためにエンタープライズの指揮に入った。丁度その頃、セティ・アルファ5号星に追放されていた優生人類カーン・ヌニエン・シンUSSリライアントハイジャックし、宇宙ステーションレギュラ1からジェネシス装置を強奪した。訓練航海中だったエンタープライズはその事件の調査任務に割り当てられ、当時艦長を務めていたスポック大佐はカーク少将にエンタープライズの指揮の延長を求めた。リライアントとのその後の戦闘において大損害を受け、スポック大佐を含む多数の士官候補生の犠牲を出した。(スタートレック2:カーンの逆襲

USS Enterprise self destructs

『正しいんだろうか、私のしたことは』自爆に際してのジェイムズ・T・カークの言葉

 その後地球へと帰還したエンタープライズは宇宙艦隊最高司令官ハリー・モロー元帥から、艦齢40年のエンタープライズの退役が命じられた。カークはムタラ・セクターに戻りたいという要望を拒否されたため、他の上級士官らと共謀し地球スペースドックからエンタープライズを盗み出した。彼らはスポックの身体を惑星ジェネシスから連れ帰り、ヴァルカン星で彼のカトラと身体を合体させることでスポックの復活を果たすことを目的としていた。強奪計画のために「チンパンジーと2名の訓練生」でもエンタープライズを操縦できるようにとモンゴメリー・スコット大佐が自動化システムを装備させた。

 しかし、目的地に到着したエンタープライズはジェネシス装置を狙うクリンゴン・バード・オブ・プレイによる攻撃を受け重大な損傷を受けた。スコットの自動化システムは戦闘には対応しておらず、エンタープライズはクリンゴンの攻撃によって無力化されてしまった。カークは機転を利かせて降伏を装い、エンタープライズに乗り込んできたクリンゴン共々エンタープライズを自爆させ、自らはジェネシスに転送降下した。エンタープライズは円盤部を中心に爆発し、その後第二船体はジェネシスの大気圏へと墜落して行った。(スタートレック3:ミスター・スポックを探せ

クルー[]

There will be no tribble at all

エンタープライズの上級士官たち。

一覧はクルー:USSエンタープライズを参照

指揮官[]

 2267年には、二名の准将がそれぞれ一時的にエンタープライズの指揮を執ったことがあった。

カーク指揮下でのクルー[]

付録[]

登場回[]

注釈[]

  1. Star Trek Encyclopedia』や『The Making of Star Trek』及び、『ENT: 暗黒の地球帝国・後編』での劇中で見えないディスプレイ表示においてエンタープライズの就役年が2245年であると明記された。この就役年の情報と初代艦長がロバート・エイプリルであることは、ラリー・マービックの語ったエンタープライズをデザインした日時とも概ね合致し、エイプリルの肖像にジーン・ロッデンベリーの肖像が用いられたことで広く正史情報として認められていた。
    The Making of Star Trek』によると、エンタープライズの各コンポーネントは地球上で建造されたが、最終的な組み立ては宇宙空間で行われたことが記されている。
    TAS: 逆流する時間』の中で、サラ・エイプリルはワープ・ドライブを搭載した宇宙艦の最初の医療部員であると述べられたが、スタートレック:エンタープライズでの描写と矛盾する。
  2. カークによる5年間の任務の終了後地球への帰還が2270年であるとすると、Star Trek ChronologyTOSシーズン1DVD等の情報から同ミッションの開始が2264年と計算すると1年足りないことになる。しかし、任務自体は2264年から2269年まで行われ、その後2270年に地球への帰還を果たしたと考えると辻褄は合うことになる。
  3. 元々、TOS: 魔の宇宙病の続編としてTOS: 宇宙暦元年7・21が計画されていたため、魔の宇宙病の最後でタイムトラベルを行って過去の地球へ飛ばされる予定であったが、計画変更のため単にタイムトラベルをしただけの不自然な形のエピソードとなってしまった。

デザインガイド[]

 エンタープライズのデザインはウォルター・マット・ジェフリーズによってなされた。彼は1960年代に、「空飛ぶ円盤」と「円筒ロケット」という、いかにもありきたりで多くのイラストレーターが忌諱する両デザインを融合させ、今日でも斬新さを感じさせるまったく新しい宇宙艦デザインを誕生させた。

 エンタープライズのデザインで特に優れている点は、すべて「円柱」と「直方体」要素によって構成されていることである。自然界のデッサン要素は「円柱」「球」「直方体」「円錐」であり、これらの要素がデザインに剥き出しであればあるほど人間の印象に残るのである。実際、アメリカにエンタープライズを描けない子供は存在しないと言われている。

ミニチュア[]

 エンタープライズのミニチュアは、4インチモデル、3フィートモデル、11フィートモデルが作られた。最初のミニチュアが作られたのは1964年である。この当時はFRPなどの素材が主流ではなかったため、ミニチュアは硬いサトウマツの木でできていた。エンタープライズは試行錯誤を繰り返しており何度も手が加えられた。パイロット版撮影後、ジーン・ロッデンベリーは船体各所に航行灯(右舷が緑、左舷が赤)をつけさせた。またパイロット版エンタープライズはワープ・ナセルの最尾にさも噴射口のような無数の穴が開いていたため、ドーム状に作り変えられた。この他にもブリッジ付近の構造物の大きさやデザインが変更されている。また第1シーズン終了後、ロッデンベリーは「視覚的にパワーを感じさせるもの」を要望し、バサード・ラムスクープに回転する光のギミックが取りつけられた。

 なお、DS9の「DS9: 伝説の時空へ」の際に、エンタープライズはグレッグ・ジーンにより新たなミニチュアを作られている。

外部リンク[]

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