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 SSヴィコ(SS Vico NAR-18834)は惑星連邦が保有するオーベルト級科学調査船である。同船は24世紀中盤において民間の科学調査船であり、宇宙艦隊所属ではなった。同船は2368年暗黒星団として知られる天体の観測を行っていた。

 星団内部の調査を行っている時に、突如激しい重力波に遭遇した。ヴィコのクルーは重力波に対応するためにシールドを強化したが、強化すればするほど重力波が増幅し続け、遂にはシールド強度の限界を迎えてヴィコは大破してしまった。

 事故から二日後の宇宙暦45397.3、捜索任務に派遣されたUSSエンタープライズDによって、暗黒星団内部を漂流中のヴィコが発見された。エンタープライズに発見された際のヴィコは、第7~12デッキに亀裂が入った状態であり、唯一の生存者であったティモシー少年を除きすべてのクルーは死亡していた。

 ティモシーの証言から、当初はこの暗黒星団付近に前哨基地を持つブリーンによる攻撃によってヴィコが破壊されたと考えられたが、実際にはヴィコのシールド強度と暗黒星団内の重力波が共鳴した結果、重力波の圧力に耐えられずにヴィコは破壊されたことが判明した。(TNG:暗黒星団の謎

背景[]

 同じ名前のついた恒星系連邦ヴィコ星系がある。

 SSヴィコのレジストリ・ナンバー(NAR-18834)は、22世紀宇宙船SSシアトルと同一である。  

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