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現実世界
(制作視点での記事)

最後のフロンティア
"These Are the Voyages..."

ENT シーズン 4
制作順No.098
本国初放映2005年5月13日、第97話
Riker and Mayweather
脚本リック・バーマン
ブラノン・ブラガ
監督アラン・クローカー
宇宙暦/西暦 47457.1/2370年

 苦しい決断を迫られていたウィリアム・ライカーは、ホロデッキで2世紀前のエンタープライズの最終任務を体験する。

概要[]

 時は2161年。エンタープライズは、連合成立を見届けるため、地球に帰還した。帰還する途中、通信が入った。それは、死んだと思われていたシュランからだった。

導入部[]

 時は2161年。地球に帰還するエンタープライズのブリッジ内、操舵席の近くでホシとトラヴィスは将来について語り合っていた。ホシは地球に帰還後、さまざまな歓迎会、データベースの整理をした後ブラジルに帰る予定であることを話す。リードはアーチャーが調印式でスピーチをするかをきいた。科学士官席にいるトゥポルが執筆中であることを話す。リードは、アーチャーが名誉や名声を得ることを避けたがることを指摘した。そのときアーチャーが作戦室からブリッジに入ってきた。そしてホシにテラライトの解放者の名前の発音をきいた。彼はチャラッシュ("Challash")と発音したが正しくはサラッシュ("Shallash")だった。そのときアーチャーは自分のスピーチに関して「何を書いても名誉をほしがっているように感じる」と述べた。トゥポルはダグラス提督から船の退役手続きの承認をするよう求められていることを話す。アーチャーは、調印式の後にエンタープライズの葬式準備をすると言った。

 そこに男性の声で「上級士官はブリッジに集合せよ」との通信が入る。そして、「コンピュータ、プログラム停止。」との声が。するとアーチャーたちの動きが止まった。機関部席に座っている人物はプログラムを保存し終了させる命令を出した。するとブリッジが消え、ホログリッドが現れ、彼の着ていた制服が22世紀のものから24世紀のものに変わった。その人物は、エンタープライズDの副長、ウィリアム・ライカーだ。彼はホロデッキから退出していった。 以下書きかけ

第1幕[]

Jean-Luc Picard, 2364 この記事は書きかけだ。是非とも、この記事に加筆してみて欲しい。記事を書く際は、画面上部の「編集」をクリックするように。

第2幕[]

第3幕[]

第4幕[]

 タッカーは死んだ。トゥポルは、彼の部屋の片づけをしている。スキューバ・ダイビングの写真を手に取り見つめ、他の荷物の上に置いた。たたまれた彼の制服を手に取り匂いをかいだ。その時、アーチャーが入ってきた。アーチャーは、トリップの両親と話していたのだ。トゥポルは調印式に両親が来るのか訪ねた。アーチャーは、両親に「トリップは出席を望んでいた」と伝えたことを話した。彼の遺品の中から、アインシュタイン像を手に取りトゥポルに「宝物だ」といって手渡す。トゥポルはタッカーの両親と会いたがっていた。アーチャーは、タッカーの両親が変わっていることを話し、彼のユーモアのセンスがどこからきたかわかるといった。彼らの会話をライカーは観察し続けている。トゥポルは、自分の両親も変わっていたと話した。トゥポルは、「母を亡くした悲しみは時が癒すといっていたが、時と共に悲しみは深まっていく」といい、なぜそのようなことを言ったのか訪ねた。アーチャーは、「時は全ての傷を癒す。だが想いは遠ざかるほど募る。矛盾しているが真実だ。人間の感情は厄介なものだ」と答えた。「だから必死に抑えるのです」とトゥポル。

 アーチャーは語った。「船長という職に就いた頃、自分は冒険家だと思ってた。どんな危険も冒す価値があると思っていたんだ。宇宙深く進めば進むほど何かがあると信じていた。荘厳で、気高い何かがあると。だがトリップを失った今、スピーチをしなければならないとはな。今までどんなに有意義であったか」。トゥポルは、トリップなら「有意義だった」というと答えた。


 厨房で調理をしているライカー。誰かが入ってきた。タッカーだ。「揚げパンつきナマズフライがいい」と、最後の晩餐の料理を注文した。「船長はちゃんと伝えてくれたらしい」とライカー。「近々本物を食べるからな。みんなで、モビールに行く」とタッカー。アーチャーの注文品やトゥポルが注文しに来るかをライカーと会話した。調印式について話す二人。「シュランの救出で遅れないか」と尋ねるライカーに「絶対そんなことはない」と答えた。
 厨房にあった生のニンジンをかじりながらタッカーは語る。「船長は認めなくても、これはすごいことなんだ。この憲章に調印できるってことはさ、誇りをもつべきだ」と。「ジョナサン・アーチャーの大ファンみたいだな」との問いかけに、タッカーは次のように答えた。「心から信用できる人は、5人もいない。信用って言っても、『嘘をつかない』とか『金を盗まない』とか、そんな低レベルじゃなく、絶対に俺を傷つけないとか、何があってもいつも俺のそばにいてくれる、そういう信用だ」。そういう人がいるのかとの問いかけに「二人いる」とライカーは答えた。ライカーは今後のことを尋ねられた。「他の船に移るのか、バークシャーで店を開くか」という選択だった。「まだ決めていない」といい意見を求めるライカー。タッカーは答える。「きっと正しい選択をするよ」



 調印式の会場。会場には、連合の紋章が掲げられている。上の方の席に着席する上級士官たち。リードは「本当にここでいいのか。VIP席には見えないが」といった。「提督の配慮で式の全体が見れるようにしてくれた」とホシ。「アンドリアテラライトの区別がつかない」と愚痴をこぼすリード。 ホシは、メイウェザーにスティルウェル船長の船に移動するか尋ねた。メイウェザーは、アーチャーが今後を決めるまで待ってもらうように決めたと話す。その後ろではトロイが、中を見渡していた。「新しい船の船長になるに決まってる。ワープ7 の魅力には逆らえないよ」とリード。提督への昇進話がるというホシの問いかけに、メイウェザーは「それはないよ。座っていられる人じゃない」と応えリードも「船長についてくのは正しいよ。俺もそうするつもりなんだ」と同調した。
 控え室。礼服姿のアーチャーはパットを読みながら歩き回っていた。彼のボタンを直そうとする。「じっとしてください。もっと早く終わらせていたら、暗記する時間だってたっぷりあったでしょうに」とトゥポル。「昔もよく言われた」とアーチャーは答えた。フロックスは「18 もの星々から高官が出席しています。いい兆しだ。この連合が更に広がっていくのも、時間の問題でしょう。誇りに思うべきですよ」と語る。アーチャーは「光栄だが、私の手柄ではない。」と答えた。トゥポルは、なぜ「地球人が当然の名誉を受けることを拒むのか。謙虚であることは、時として実に非論理的」と語った。
 少尉が入ってきて、時間になったと伝える。フロックスは「3人の妻を待たせてるので、もう行きます。幸運を祈ってますよ、船長。だが、あなたがヘマをするわけがない」といい肩に手を置き、微笑み、唇を上にあげて退出した。アーチャーは、トゥポルに「君ももう行けよ。私の無様な姿を見逃すぞ」といったが、トゥポルは人ごみが苦手なのでここで待機していることを望んだ。

 式場へ続く階段に上るアーチャーに、トゥポルは言った。「あなたは、やはりヒーローです」。アーチャーは階段から下りてきてトゥポルを抱いた。見つめあう二人。アーチャーは階段を再び登り始めた。会場の真ん中の通路を歩くアーチャー。脇には宇宙艦隊士官が並んでいる。会場からは盛大な拍手が上がる。その様子を見つめるライカーとトロイ。トロイは、ここでアーチャーが話したスピーチを、学校で暗記させられたと話す。そして、この連合が惑星連邦へ繋がることを。ライカーは、ピカードに、真実を語ることに決めた。そしていった。「コンピュータ、プログラム終了」。映像は消え、二人はホロデッキから出て行った。



 小惑星帯を航行し終え、大宇宙へ進むエンタープライズ NCC-1701-D。ピカードが語る。「宇宙、それは最後のフロンティア。これは、宇宙船エンタープライズ号が、任務を続行し」
 23世紀。エンタープライズ NCC-1701は通常航行をしている。カークが続ける。「未知の世界を探索して、新しい生命と文明を求め」
 そして、接近するエンタープライズNX-01。アーチャーも続けた。「人類未到の宇宙に、勇敢に航海した物語である」
 エンタープライズNX-01は星雲へ、そして大宇宙へ航海していった。  

記憶に残る言葉[]

・「何事にも終わりはあります。(吹き替え:寂しいですね。)("All good things...")」 リード
・「次世代に乾杯。("Here's next generation.")」 アーチャー
・「そろって地獄に堕ちろ!("You can all go straight to Hell!")」 タッカー
・「宇宙深く進めば進むほど何かがあると信じていた...("Just beyond the next planet, just beyond the next star...")」 アーチャー
・「宇宙、そこは最後のフロンティア。これは宇宙船エンタープライズ号が任務を続行し、
("Space, the final frontier. These are the voyages of the starship Enterprise. Its continuing mission,")」 ピカード
・「未知の世界を探索して、新しい生命と文明を求め、
("to explore strange new worlds, to seek out new life, and new civilizations")」 カーク
・「人類未踏の地に勇敢に航海した物語である。
("to boldly go where no man has gone before.")」 アーチャー

背景[]

・今作はスタートレックのテレビシリーズとしては現時点で最終作となっている。しかし、「エンタープライズ」の最終回であるにもかかわらず、ライカーとトロイが前面に出てきてしまっていたことで批判の声が上がった。(後にライカー役のジョナサン・フレイクスとトロイ役のマリーナ・サーティスも「でしゃばりだった」と反省している)(隔週刊 スタートレック ベストエピソード コレクションVol.132)
・さらに、ファンの間でもタッカーの死は特に不評を買った結果、非公式ながらもパラマウントより許可を得て出版されたスタートレック小説の中で、タッカーの死は本当の出来事ではなく作り話だったことにされた。(隔週刊 スタートレック ベストエピソード コレクションVol.132)


前エピソード
ENT: テラ・プライム・後編
スタートレック:エンタープライズ
シーズン 4
次エピソード
なし
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