重力(Gravity)とは万有引力とも呼ばれる、素粒子物理学の標準理論における四つの諸力の一つ。歴史的には質量を持つ二つの離れた物質、エネルギーの間に働く作用として定義され、一般相対性理論では時空のゆがみとして表される。惑星上では万有引力と遠心力の合力を言う。Qは宇宙の重力定数(万有引力定数)を自由に変える能力がある。またワープ・フィールド内では重力定数が変化する。(TNG:DE JA Q)
重力の効果
物理学の新時代を切り開いた出来事であるとされる万有引力の法則の発見は、Q(クイン)がリンゴの木を揺すった為にリンゴがニュートンの頭の上に落ちたことで万有引力の法則を思いついた。(TNG:ボーグ変質の謎・前編、VOY:Q1、Q2)
標準重力
地球の重力加速度を標準重力として1Gと表し、他の惑星の重力との比較の基準に使われる。
タロス4号星の重力は0.9Gで重さが地球より1割軽く感じる。(TOS:歪んだ楽園、TOS: タロス星の幻怪人・前編)
エクソ3号星の重力は1.1Gで重さが地球より1割重く感じる。(TOS:コンピューター人間)
重力への順応
重力の環境が変動すると宇宙酔いになる事がある。(DS9:予期せぬ亡命者)
地球では22世紀初頭に人工重力の開発が始まった。(ENT:夢への旅立ち)
バイオプラズミック生命体であるべヴォックスは変化する重力環境を好んでいた。(VOY:頭脳集団クロスの陰謀)
ヒューマノイド種族であるエレージア人の故郷の惑星は低重力の環境のため、1Gの環境では反重力ユニットや補助器具なしでは自由に活動出来ない。(DS9:エレージアン星人 メローラ・パズラー少尉)
重力を用いた試み
23世紀中葉にスリングショット効果と呼ばれる、恒星や惑星の重力を用いてタイムトラベルを行う方法が用いられた。(スタートレック4:故郷への長い道)
ポール・マンハイム博士の考案したマンハイム効果は時間と重力の法則を捻じ曲げた。(TNG:時のはざまに)