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登録
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人類
Jean-Luc Picard, 2364
ジャン=リュック・ピカード、人類男性(2369年)
Edith Keeler
エディス・キーラー、人類女性(1930年)

 人類(Human)とは地球を母星とする知的生命体であり、人間もしくは地球人[1]とも呼ばれる。地球は大地を意味するラテン語からしばしばテラ(Terra)と呼称され、人間は「地球人」を意味するテラン(Terran)と呼称されることもある。

概要[]

Zefram Cochrane, 2063

ワープ航法開発者ゼフレム・コクレーン

 人類は惑星連邦の創立メンバーであり、ワープ航法の開発には2063年に成功している。尚、ワープ航法の開発成功と同じ年に異星人(ヴァルカン)とのファースト・コンタクトを経験した。

 24世紀において人類は、飢餓、戦争、病気、飢饉、および貧困の問題は完全に克服しており、それらはすべて過去の歴史の一部でしかない。経済的価値観も大きく変わっており、富の追求は既に人類の目指すものではなく、社会全体への貢献とそれに伴う自己成長こそが人類の目標となっている。人類文明単体で見れば通貨制度は消滅しており、レプリケーター技術によって物質的な需要は満たされるに至った。しかしながら、連邦内外での取引などにはラチナムをはじめとした貨幣が利用される場合もある。(スタートレック:ファーストコンタクト

 なお2063年にワープ航法開発に成功する以前にも異星人との接触が行われた例はある。(ENT: スプートニクの飛んだ夜にDS9: フェレンギ人囚わる

異星人からの評価[]

 24世紀現在、人類の文明は紀元前を含めても、いまだかろうじて8,000年程度であり、ワープ技術を持つようになってからも300年程度である。これはヴァルカンクリンゴンなどに比べると非常に歴史が浅く、また特にベイジョーに至っては地球人類が二足歩行すらしていなかった時代から文明を持っていたことなどから考えると、地球文明はとても「若い」種族だといえる。[2]

 ボーグ集合体は人類を「生命体5618」と呼称している。彼らの評価は「ワープ能力あり 非効率的生理機能 頭蓋容量平均以下[3] 重複器官最低限 限定的再生能力」であり、人類は単純に宇宙種としてだけ見た場合、非常に低能力である。生命体8472も「地球人の遺伝子は不純で生理機能も原始的である」としている。22世紀には、人類はヴァルカンからその「粗暴さ」を煙たがられてもいた。

 しかしながら人類は、いわばカリスマ性を持った種族であるといえる。押しの強さは否めないが、強い探究心と行動力をも併せ持ち、惑星連邦宇宙艦隊を見事に取りまとめている。ボーグ・クイーンも人類の抵抗の本質を見抜けないうちは、侵略が失敗するとすら考えている。

関連項目[]

付録[]

注釈[]

  1. 原語ではいずれも human である。
  2. 「歴史が浅い」「連邦のリーダー格」といった姿で描かれるスタートレックの地球人は、当然ながらアメリカ人をモデルにしている。これはべつにアメリカ人が傲慢といったことではなく、スタートレックがアメリカのテレビドラマであることに起因する当然のことである(アメリカの歴史は200年程度)。逆に歴史の深いクリンゴンヴァルカンロミュランは、その小道具や風習にどことなく中国(4000年の歴史)や日本(2000年の歴史)が感じられる。
  3. 地球人が他の異星人と比べて頭蓋容量が小さいというのは、異星人が特殊メイクによってどうしても頭が大きくなってしまうからである。
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