ヴァール[1](Vaal)はさんかく座ガンマ6号星に存在した自己認識のある機械である。遅くとも紀元前8000年頃に何者かによって作られ、2267年にUSSエンタープライズによって破壊されるまで惑星とその住民を支配していた。
ヴァールはさんかく座ガンマ6号星全体にわたって地下深くまでおよんでいた。ヴァールは惑星の気候や気象、植物をコントロールすることが出来た。
2267年にエンタープライズのジェイムズ・T・カークら上陸班がさんかく座ガンマ6号星を訪れた時、そこには原始的な文化をもつヒューマノイドが暮らしており、ヴァールを神のように崇拝していた。ヴァールは惑星上の環境を理想的にコントロールしていた。住民は愛し合うことを知らず、子供も作らなければ老いることもなかった。
ヴァールはエンタープライズの上陸班を花や稲妻で次々に殺した。ヴァールは住民の一人アクタを通じて殺すという概念を初めて住民に教え、「危険」である上陸班を殺すよう指示した。しかしカークたちは住民を制圧し、エンタープライズのフェイザーでヴァールを攻撃して機能を止めた。(TOS:死の楽園)
付録[]
注釈[]
- ↑ 原語での発音は「ヴォール」に近い。
背景[]
ヴァールはマット・ジェフリーズがデザインした。