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 ルラ・ペンテ(Rura Penthe)は流刑コロニーが存在するDクラス小惑星である。ベータ宇宙域惑星連邦領域境界から2セクター以内にある、3連星を主星に持つベータ・ペンテ星系に存在し、「異星人の墓場」として広く知られている。

概要[]

RuraPentheMineComplex2152

2152年、氷で覆われたルラ・ペンテの地表。

 小惑星ルラ・ペンテにはクリンゴン帝国にとって最も重要な資源の1つであるダイリチウム鉱石が存在し、希少な資源を採鉱する為にクリンゴンや異星人の囚人を収監する流刑コロニーが建設された。囚人たちは小惑星の資源の広範な開発を行うのに充分な労働力を供給している。

 ルラ・ペンテの地表の温度は非常に低く、景色は氷河で支配されている。ヒューマノイド生命体は十分な衣類無しでは地表で長時間生きられない為、大部分の採鉱・囚人施設は地下に存在した。囚人が外部に転送されるのを防ぐ為に採鉱施設と周辺の広大な地域が磁気シールドで覆われていた。囚人施設は武装した看守によってパトロールされていたが、その他は地表の厳しい環境の為に不必要だと考えられ最小限だった。(スタートレック6:未知の世界

歴史[]

Rura Penthe mine, 2293

2293年、ルラ・ペンテのダイリチウム採鉱施設内部。

Rura Penthe Skyline

2293年、ルラ・ペンテの3連星の日の出。

 ルラ・ペンテにクリンゴン帝国の流刑コロニーが遅くとも22世紀初頭には建設されていた。このダイリチウム鉱脈への追放はクリンゴンとその敵の間でも最も恐れられた刑罰の一つで、鉱脈で1年以上生き永らえる者は殆どいなかった。

 2152年地球連合宇宙艦隊ジョナサン・アーチャー大佐と彼の元代弁人のクリンゴン人コロスナレンドラ3号星の裁判でルラ・ペンテの労働の判決を下された。アーチャーが終身の、コロスが1年の労働であった。アーチャーはエンタープライズ(NX-01)のクルーによって救出されたが、コロスはルラ・ペンテに留まる事に決めた。(ENT: 反逆の法廷

 2293年宇宙艦隊ジェイムズ・T・カーク大佐とレナード・マッコイ中佐はルラ・ペンテでの終身労働の判決を下された。数日後には脱出する事が出来たが、楽に脱出が出来たのはクリンゴンの看守が彼らを殺す理由を作る為であった事が施設脱出後に判明した。磁気シールドから逃れる為に氷河を旅した後、USSエンタープライズAを離れる前にカークの肩にスポックが取り付けた追跡装置によってカークとマッコイはエンタープライズに救出され、暗殺計画は失敗に終わった。(スタートレック6:未知の世界

関連項目[]

  • ルラ・ペンテの住民

付録[]

背景[]

2009年『スター・トレック』の削除シーン[]

Rura Penthe, Star Trek deleted scene

スター・トレック』の削除シーンに登場するルラ・ペンテ

 2009年の『スター・トレック』で「クリンゴンの流刑惑星」が言及されたが、これはルラ・ペンテのことだった。映画の削除シーンではネロナラーダのクルーはUSSケルヴィンと遭遇した後にクリンゴンに捕らえられ、2258年まで25年間ルラ・ペンテに投獄されていた。映画で言及のあった流刑惑星での攻撃というのは、ネロたちが脱獄してナラーダを取り戻した事件のことだった。[1][2]

 ただし、『スタートレック6:未知の世界』でルラ・ペンテは惑星ではなく小惑星と言及されている。

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