ポンプ座ミラ星系(Mira Antlia system)[1]もしくは単にミラ星系は惑星連邦領域に存在する赤色巨星ミラを主星とする無人の恒星系。セクター63が存在するクワドラントと隣接するクワドラントに位置している。ミラ星系には6つの惑星が存在し第5惑星はダイタリックスBと呼ばれる。ダイタリックスBには鉱山施設が存在したが放棄された為ミラ星系は無人の星系となっている。
2364年、宇宙艦USSエンタープライズ(NCC-1701-D)、USSホレイシオ、USSレネゲイドとUSSトーマス・ペインはミラ星系で極秘会談を行った。(TNG: 恐るべき陰謀)
付録[]
注釈[]
背景[]
ミラ(Mira)もしくはくじら座オミクロン星は実在の赤色巨星である。「Antlia」はポンプ座を意味する。しかし「ポンプ座ミラ」といったような星は実在せず、実在のミラとの関係は明らかにされていない。
実在のミラはポンプ座からはかなり離れている。また「ミラ」は変光星のタイプ名に使われる言葉でもあるので、くじら座オミクロン星以外の恒星にミラという言葉がつけられる可能性はある。制作過程で「ポンプ座」がつけられたのは恐らく、以前に言及された有名なくじら座オミクロン星のミラと区別するためであろう。
ミラ星系の図は先にマクシア・ゼータ星系(『復讐のフェレンギ星人』)とオミクロン・シータ星系(『アンドロイドの裏切り』)の図として使用されていたもので、のちにタウ・シグナ星系(『移民の歌』)の図として使われることになる。