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 USSヤングジーキアン(USS Yangtzee Kiang NCC-72453)は24世紀惑星連邦宇宙艦隊が運用していたドナウ級ランナバウトである。

 USSヤングジーキアンはディープ・スペース・9に配備された最初の3隻のランナバウトのうちの1隻で、宇宙暦46388(2369年)までにUSSエンタープライズDによって運ばれてきた。USSリオグランデがのちにベイジョー・ワームホールと判明する空間現象に入り込んで行方不明となった時、キラ・ネリス少佐がヤングジーキアンを指揮してワームホールの現象を探るガルデュカットガロア級巡洋艦を追跡し、干渉をやめさせようとした。しかしデュカットの艦を見失い、ワームホールに入れなくなっていることを知った。(DS9: 聖なる神殿の謎

 その後、ヤングジーキアンはキラ少佐とベイジョランのテロリストターナ・ロスを乗せてベイジョー8号星付近でクリンゴン・バード・オブ・プレイとランデブーした。船内でデュラス姉妹と取引してビリトリウムベースの爆破装置を作ったターナ・ロスはヤングジーキアンを乗っ取り、ワームホールに向かわせて入口の破壊を試みたがキラ少佐に阻止された。(DS9: "スペース・テロリスト"ターナ・ロス[1]

 その年の中ごろ、カイオパカを乗せてワームホールを通り抜けガンマ宇宙域を訪れたヤングジーキアンはイドラン星系の端から0.35光年の位置にある流刑衛星不時着した。衛星の軌道上にある人工衛星から発せられた亜空間信号を受信して調査に赴いた結果、攻撃を受けたためであった。船体は修復不能に陥り、回収もままならない状態となった。(DS9: 戦慄のガンマ宇宙域

 また、ヤングジーキアンは惑星連邦宇宙艦隊がガンマ宇宙域において初めて喪失した艦となった。

 ヤングジーキアンの代わりにディープ・スペース・9に配備されたのはUSSオリノコであった。(DS9: 帰って来た英雄・パート3

付録[]

注釈[]

  1. 吹き替えでは何故かスターゲイザーと言及されていた。

背景[]

  • レジストリのNCC-72453は「Star Trek Encyclopedia」に拠る。
  • 「Star Trek Encyclopedia」日本語版ではUSSヨウスコウとなっている。
  • 戦慄のガンマ宇宙域』の衛星に不時着したシーンの実物大セットには誤ってタイプ6・シャトルクラフトナセルが使われている。
  • 艦名の由来は中国の河川・揚子江(長江の下流域の呼称で、中国国外では長江全体の呼称として用いられる)である。

外部リンク[]

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