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トランスワープ

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Voth research vessel.jpg

トランスワープで航行中のヴォス船

 トランスワープ(Trans warp)とは、通常のワープ・ドライブの限界を超える速度を出す宇宙推進技術の総称である。惑星連邦においては未だ実用に至っていない非常に難しい技術のひとつである。

 通常のワープ・ドライブは、標準的な巡航速度であるワープ6が光速の約400倍の速度、ワープ9であっても光速の約1500倍の速度であり、直径約10万光年といわれる天の川銀河を自由に探索できる速度とは到底言い難い。ましてや他銀河への到達など不可能である。

トランスワープの実現はかつてのワープ・ドライブの発明同様、人類の活動範囲を劇的に広げることが可能な夢の技術であり、惑星連邦においても23世紀から熱心に研究されている分野のひとつである。

ワープとトランスワープの違い 編集

通常のワープ・ドライブであっても、理論的には光速の数十万倍の速度を出すことはできる。しかしそのためにはワープ9.999999……といった、非現実的かつ莫大なエネルギーを必要とするワープ・フィールドを張らなければならない。そのような加速の場合、当然パワー効率は悪く、ワープ・コアやワープ・コイルの物理的機構にも限界を来たし、船自体が崩壊してしまう。

トランスワープは通常のワープとは似て非なる技術において、光速の数十万~数百万倍の速度を実現する技術である。しかしながら24世紀現在の惑星連邦においては、長年の研究の甲斐なく実用化に至っていない。

しかしUSSヴォイジャーがデルタ宇宙域で出会ったヴォス人はトランスワープを実用化した船を使用しており(VOY: 遠隔起源説) 、またボーグのトランスワープ・チューブ技術や、生命体116によって開発されアートゥリスという人物によって惑星連邦に知られることになった量子スリップストリーム・ドライブVOY: 裏切られたメッセージ)など、宇宙艦隊がトランスワープ技術に触れる機会も増えている。

惑星連邦におけるトランスワープ研究史編集

 23世紀後期、惑星連邦は「偉大なる実験」と呼ばれる一連のトランスワープ・ドライブの開発を行い、2285年に長大なワープ・ナセルを装備した実験艦USSエクセルシオトランスワープ・コンピュータによるトランスワープを目指したが失敗してしまった。(スタートレック3:ミスター・スポックを探せ) 

 また2374年USSディファイアントトランスワープ航路開発の一環として亜空間圧縮現象の研究を行った。(DS9: ルビコンの奇跡

 2372年USSヴォイジャートム・パリス中尉は新種のダイリチウムを発見し、それを使用してシャトルクラフトコクレーンで無限大の速度・ワープ10を出すことに成功、ワープバリアを突破した。しかし、この実験でワープ10に到達すると人体に重大な影響が出ることが判明し(パイロットが数百万年分の進化を一気に起こして異形の生命体になってしまう)、実用化は見送られた。(VOY: 限界速度ワープ10

 2376年レジナルド・バークレーのシミュレーションの失敗により、パスファインダー・プロジェクトでのトランスワープ探査機の開発の半年間が無駄になった。(VOY: 遥か彼方からの声

他種族のトランスワープ 編集

ヴォスのトランスワープ 編集

 数千万年の歴史を持つデルタ宇宙域の最古参種族のひとつであるヴォスは、トランスワープ技術を有していた。具体的にどのような技術であるかは不明であるが、ごく短時間でUSSヴォイジャーの数年分の旅路を追跡することが可能であった。(VOY: 遠隔起源説

量子スリップストリーム・ドライブ 編集

 アートゥリスという人物がUSSヴォイジャーに披露した量子スリップストリーム・ドライブは、ディフレクター盤を使って艦の前方に亜空間の激流を作り出し、その流れに乗って滑走する技術である。USSヴォイジャーへの転用は結果的に失敗であったものの、短時間のスリップストリームで約1万光年もの距離を航行した。(VOY: 裏切られたメッセージ過去を救いに来た男

ボーグのトランスワープ編集

 ボーグはトランスワープ・コンジット(トランスワープ・チューブ)という亜空間のトンネルを作りだす技術を持ち、驚異的な速度を実現する。トランスワープ・コンジットはあらかじめ設置しておく形式と、艦ごとのトランスワープ・コイルで能動的に作り出す形式があるが、速度やエネルギー効率、コイルの摩耗のためか、ボーグは前者のほうを好むようである。

 またボーグはトランスワープの拠点としてトランスワープ・ハブという施設を少なくとも6つ有している。ハブは数千のトランスワープ・コンジットを同時に作り出し、ボーグ艦を銀河中に送り出すことができる。ボーグの戦略上もっとも重要なポイントであるが、ハブからのトランスワープ・コンジットは片道であり、帰還は自力で戻らねばならない。

 ボーグは通信にトランスワープ・シグナルを使用する。(VOY: 聖域ユニマトリックス・ゼロ・前編) ボーグのトランスワープ・ドライブはトランスワープ・コンジットを発生させる技術である。この技術は、2350年代惑星連邦USSレイヴンが遭遇した。しかし、この遭遇は連邦に報告されなかった。(VOY: ボーグ暗黒フロンティア計画・前編) 2370年ローアの支配下に置かれた凶暴なボーグによって使用されたボーグ艦はトランスワープ・コンジットを使用して長距離移動を行った。USSエンタープライズDジョーディ・ラフォージトランスワープ口に突入する行為を「激流に落ちて、押し流される様である」と表現した。(TNG: ボーグ変質の謎・前編) 2374年セブン・オブ・ナインはトランスワープ・コンジットを生成するためにUSSヴォイジャーを改造しようとして失敗に終わっている。(VOY: 名誉の日2375年、USSヴォイジャーはボーグ・スフィアから盗み出したトランスワープ・コイルを使用して2万光年の距離を進んだ。それにより、アルファ宇宙域への旅が約15年短縮された。(VOY: ボーグ暗黒フロンティア計画

シカリス人の次元転送 編集

 2371年にUSSヴォイジャーが遭遇したシカリス人は、4万光年の距離を一瞬で転送移動する技術を持っていた。しかしこれも特殊なマントル構造を持つシカリス星自体をニュートリノの増幅器にすることで可能な限定的な技術であり、ヴォイジャーへの転用はできなかった。(VOY: 転送・4万光年

ヴァードワー人の亜空間通路 編集

USSヴォイジャーが偶然入りこんでしまったヴァードワー人の亜空間通路は、ボーグのトランスワープ・コンジットのように通常隠されている亜空間トンネルであり、5分間で200光年もの距離を航行することが可能であった。900年前、ヴァードワー人はこの亜空間通路を使ってかなり広範囲の星々を侵略した。

新時間軸編集

 モンゴメリー・スコットは、23世紀星系の端から端(約150億km)程度の距離を、たとえ目的地がワープ中の船であっても一瞬で移動が可能なトランスワープ転送を発明した。ただし精度は高いものでなく、スコットはジョナサン・アーチャー提督のペットのビーグル犬をトランスワープ転送で消失させて左遷された。また未来のスポックの助けを借り、ワープ3で航行中のUSSエンタープライズに乗り込んだ時も、ウォータータービンのチューブの中で実体化するという考えられないことが起きた。(スター・トレック

関連項目編集


付録編集

背景編集

非正史 編集

  • ゲームStar Trek OnlineのUSSエンタープライズ(NCC-1701-F)は2重のドーサルネック構造で量子スリップストリームを実用化している。

外部リンク編集

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