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複数の時間軸
(複数の異なる時間軸からの情報)

鏡像宇宙の当該人物については、ジョナサン・アーチャー(鏡像宇宙)を参照。

ジョナサン・アーチャーは、22世紀の地球連合宇宙艦隊士官であり、エンタープライズ(NX-01)の船長を務めた人物として知られる。 彼は、アルファ宇宙域及びベータ宇宙域において地球の存在を際立たせた。人類と他の種族とのファースト・コンタクトを多数実施し(その中にはアンドリアンクリンゴンズィンディ等も含まれる)、ズィンディ危機の際には地球を救った英雄でもある。同時に、恒星間の歴史において極めて重要な人物ともされており、惑星連邦設立の最大の貢献者ともされる。
初代連邦大統領も務めた。23世紀の歴史家は彼を「22世紀で最も偉大な探検家」と絶賛し、惑星連合憲章締結時(後の惑星連邦)の彼のスピーチは、後の宇宙艦隊アカデミーにおいて必須の暗記事項とまでなっている。(ENT:暗黒の地球帝国・後編ENT:最後のフロンティア)


略歴[]

伝説とまでなった人物像[]

 生まれながらの探検家、あくなき探究心と聡明な知性、健常かつ壮健な身体を持った、22世紀を代表する船長である。人類の持ちうる善なる部分と直感を信じ、自ら信頼し、信頼されるクルーの能力を遺憾なく発揮し、人類が未知の宇宙探索を成功させる事となる偉業を達成した。

 完璧な上流階級の言葉遣いで、その言葉は論理的ながら情熱に満ち溢れている。

幼少期[]

 彼の父、ヘンリー・アーチャーは、ワープ機関の開発者ゼフラム・コクレーンの偉業を引き継ぎ、22世紀の技術水準では最高レベルであるワープ5エンジンの開発に大きく貢献した。唯、残念ながらヘンリーは自らの使命とまで考えていたワープ5エンジンの完成を見ることなく他界することとなってしまった。


 天文学、というよりは宇宙そのものに興味を持ったジョナサンは、9歳の頃、宇宙船の模型を制作して遊んでいた。ただ、普通に模型を作るだけではなく、実際に海岸べりで飛ばせて遊んでいた。この頃すでに父から工学と人生訓を学んでいた。 (ENT:夢への旅立ち)

船長就任以前[]

 アーチャーは父の悲願であったワープ5エンジン開発計画の最前線にいた。

 2143年ごろ、NX計画の一員であった。この頃の目標はワープ2の壁を破る事であった。ワープ2を突破する宇宙船の飛行士候補の数人の中にジョナサンの名前もあった。ガードナーデュバルA・G・ロビンソン、アーチャーである。選び抜かれた優秀な候補者からフォレスト准将が最終的に選んだのはA・G・ロビンソンであった。

 地球初のワープ2を突破するプロジェクトがA・G・ロビンソンによって行われたが、その計画は失敗に終わった。これを見たヴァルカン人のアドバイザーはNX計画の凍結を提唱した。 それはアーチャーにとって、父の功績を否定されるに等しいことであった。彼は規則に反してまでして、エンジンの欠陥を修正した。この時彼に貴重なサポートをおこなったのが、チャールズ・トリップ・タッカー三世大尉であった。アーチャーとロビンソンは無許可でエンジンを修正したNXベータを飛行させ、ワープ2の壁を破る事に成功した。(ENT:運命の飛行)

エンタープライズNX-01船長就任[]

 この成功の後も彼はワープ5エンジンの完成を目指すプロジェクトに参加していた。「緑の血」ヴァルカンが、地球人を見下し、感情的な民族とみなして宇宙進出を快く思っていない事に対する憤りは深かった。その後ワープ5エンジンは完成の日の目を見るが、ヴァルカンはそのときにおいてさえ人類が宇宙進出を行うにはまだ未熟だと考えていた。

 しかし、彼の上官であるフォレスト提督の強い信頼の下、アーチャーはワープ5船の指揮を執ることとなる。

ファーストミッション[]

 その最初の任務は意外な形で、そして予定よりも早く訪れる事となった。

 オクラホマ州ブロークン・ボウの農場に事故で不時着してしまったクリンゴン人が、おびえてしまった農夫にプラズマ・ライフルで撃たれる不慮の事故が発生したのだ。このクリンゴン人「クラング」を母星であるクロノスに送り届ける必要が生じた。ヴァルカン人大使ソヴァルは「クリンゴン人は、死に名誉を見出すから、助けて母星に送り返すよりも、彼らの性質から死なせた方が為になる」との論理を楯に、エンタープライズの出航を阻まんとした。宇宙艦隊は、ヴァルカンとの折衷点を見い出すためヴァルカン人のオブザーバーを乗船させる事にした。それがトゥポル副司令官であった。アーチャーのトゥポルに対する第一印象は決してよいものではなかった。「冷笑種族の典型」それが彼のトゥポルに対する印象であった。しかし、二人の関係は最初の任務が想定していた以上に困難を極めるものであった事が逆に幸いすることになろうとは、このときは予想だにしていなかった。

 クロノスへの任務は、スリバン・カバルという遺伝子改造を受けた集団の介入により、単にクラングをクリンゴンの母星クロノスに送り届けるだけではすまなくなってしまった。その任務は、初めて深宇宙に進出した人類の英知を試さんがごとき困難を極めた。しかし、予想だにし得なかった好結果をもたらした事も事実である。アーチャーがライジェル10号星において負傷した際、トゥポルが人間に味方をするとも考えられる行為をとり、アーチャーを救出し、クラングを母星に送り届ける任務において重要な役割を果たしたのである。

 そして、クリンゴンの母星クロノスで、アーチャーは予想だにしない出来事を目撃した。クラングの血液中に重要な情報がコード化されていたのだ。[1]

 この任務の後、アーチャーはトゥポルにエンタープライズの副官を任せることとなった。(ENT:夢への旅立ち)

地球初の深宇宙探索へ[]

 そして、大航海時代ヴィーグル号に乗艦し世界を探検したのと偶然にも一致するが、一匹のビーグル犬がエンタープライズに乗艦していた。アーチャーの愛犬ポートスである。

アーチャーの功績[]

 その後のアーチャーの遂行した任務は人類と後の惑星連邦にとってかけがえのないものとなった。ヴァルカンと激しく対峙していたアンドリアンとの間に立ち、互角以上の交渉を行い、アンドリアンから絶大な信頼を勝ち得た。後にアンドリアンは長年対峙しあってきたテラライトとも手を取り合う事になるが、アーチャーの力無しでは決してなし得なかった事であろう。時間冷戦ズィンディ危機において命がけで阻止し地球を守ったアーチャーとクルーの活躍は後の世にまで語り継がれるものとなった。(ENT第3シーズン、ENT:時間冷戦・後編)

そして伝説へ[]

 彼はクルーに絶対の信頼を置き、勇気付け、慰め、宇宙で最も結束力の堅いチームに育て上げた。アーチャーはおそらく以後何世紀にも渡り、宇宙艦隊艦長の模範たるものとなっている事は間違いない。

 2245年惑星連邦発足後初めて「エンタープライズ」と命名されたNCC-1701の命名式典に出席し、その翌日に自宅で息を引き取った。
 彼の名前は23世紀には、2つの惑星の名前にもなっていた。(ENT:暗黒の地球帝国・後編TNG:亡霊戦艦エンタープライズ"C")

新時間軸[]

 23世紀中期においても、アーチャーは犬好きの提督として有名であった。2258年モンゴメリー・スコットは自ら発案した長距離転送の理論を証明するためにアーチャー提督の大事なビーグル犬を転送の実験台にした。ところが犬は消えてしまい、スコットはデルタ・ヴェガ前哨基地に左遷された。(スター・トレック

付録[]

注釈[]

  1. なお、クリンゴンが血液中に情報を忍ばせる手法は24世紀においても使用されている。USSエンタープライズDに潜入したロミュランに味方するクリンゴン人スパイのジダンは、アイソリニア・チップを読み込む事が出来るオプティカルリーダーを搭載した注射器でエンタープライズの機密情報を盗み出し、デジタル変換しアミノ酸連結の中にコード化し、注射し、情報を不活性の蛋白質とし、ヒューマノイドを生きた情報貯蔵庫とし、機密事項を運ばせる手口を利用した。
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